善正寺だより第358号(令和5年10月号)が更新されました
更新日: 2023年09月29日
早いもので令和5年も残り3ケ月となりました。
猛暑が続いて、いつになったら秋の訪れを感じるのかと思いましたが、彼岸花は秋彼岸の中日にはきちんと満開の花を咲かせてくれました。
中秋の名月も美しく、着実に季節は進んでいます。
四季折々の変化を楽しませてくれる日本の良さを、どれだけの日本人が受け取っているのでしょうか?
この恩恵は誰の上にも平等に注がれているのに、自然界の変化に無関心な人は永遠にその良さは伝わりません。
仏様のお慈悲も全くその通りです。

ところで昨年7月の安倍元首相襲撃事件から、『カルト宗教』や『宗教2世』という言葉が急にクローズアップされました。
悩みを抱えた人が救いを求めて、思わぬ方向に家族を巻き込んだ結果の悲劇です。
日本人は宗教的に未成熟な国民です。お互いの悩みを語り合う『対話型コミュニティの確立』が今のお寺に求められていると、釈徹宗先生の講演からお聞きしました。
伝統仏教教団の一員として、常に開かれたお寺になる努力を積み重ねたいと思いました。

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